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2014年5月29日

色(最終回)

他にもある。例えば、ショパンのスケルツォ二番冒頭。 シーラシレファ、ラシレファッッッ ・・・シッ と来るこの5小節目始めのシのタイミング。これをインテンポの中ではあるが、テンポいっぱいいっぱいぎりぎり遅めのタイミングで入ると、直前の休符に更に緊張が加わる。せかしたような切迫感のある曲なら、インテンポの中で、ほんの少し早めに入るような感じで音を置くと待ちきれなかったような印象が出る。これは

色=表情 その③
タイミングによって表情に変化を加えるケース。

これらはほんの一例で、いくらでも表情を変える方法はある。それを探すのが音楽の醍醐味で、ピアノという楽器の可能性に驚かされ、引き込まれていく。

音に、そして響きに敏感になって、自分の求める物にできるだけ忠実に近づけるよう、探しぬく生徒が一人でも増えてくれることを願っている。

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