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2006年1月28日

ドイツで運転免許(3) 路上-駐車場編

いやあ・・・・・とうとう行きました、車の運転!!!

なぜか、日本の“教習所”内にある、ミニチュアタウン、みたいなものに昔からあこがれがあって、ドイツでいきなり路上というのが少し、残念だな・・なんて思っていた。小学校のとき、学校から自転車運転教室なるものに、クラスみんなで参加した。そのときも、ミニチュアタウンのようなところを、自転車で走り、曲がるときには腕で合図を出したりすることを教わったことがある。楽しくて楽しくて、たまらなかったので、おそらくその思い出が日本の教習所への憧れになっているのかもしれないな。

ですが・・・・いきなり路上で<残念>だな・・・などと悠長なことを行ってる場合ではなかった。残念どころか、か・な・り・こわーーーーい!!!!!
まったく、生まれて初めて運転席なのに、本物の路上???

初日は、文字通り、”ど緊張“して、教習所に到着。
すると、私の担当の先生は、まず私を助手席に乗せ、町外れの大きな駐車場に連れて行ってくださった。途中、“君はこれまで、運転したことあるの?”ときかれびっくり。免許取りに来てるんだから、あるわけないじゃん。(・。・) と思ったわけですが、話によると、決められた免許取得者用の練習場みたいなところが街中にあるらしく、そこで前もって練習してくる人もいるらしい。

―私は、本当に、ど素人です・・・・

最初のレッスンは、駐車場で始まった。懇切丁寧に、ワイパーの場所、3本のペダル、(マニュアル免許のため)椅子の位置の調節の仕方、バックミラーの設定・・・などを40分あまり説明してくれた。
エンジンをかけず、ペダルの位置確認や動作具合のテストを済ませると、いざエンジンをかける。
ぶるるるんっという音で、おぉ、いよいよ運転だ!と臨場感たっぷり!

最初の二回のレッスンは、駐車場のなかを運転するだけ。二回目なんぞ、“今日は、スピード出せるようになって来たなぁ”と思っていると、時速なんと15キロ・・・。
うーん・・・先は長いな。(汗)

なにしろ、ペダル3つ、ハンドル、ギア、これだけでも、かなり頭がいっぱいである。
腕やら足やらが8本ぐらいついていたら楽かもしれない・・
もう右足だか右手だか、何を動かしてるのか、わからなくなってきた・・・。がーん。

こうなるとパニックはとまりゃしない。
<はい、そこで右まがって>という先生の合図で、ウインカーのレバーを右に動かしたつもりが、悲しくも、ワイパーが目の前のガラスを “ぱたっ“ と掃除してくれた。ううう・・。(*_*)

<次の角を左ねー> の声で、ハンドルを必死に回していると、いきなりラジオが大音量でON。ハンドル上のボタンを触ったらしい・・・。

ああ・・・私、下手だ・・・(泣)  

ところが先生、どよーんと落ち込んでいる私を尻目に、 <はい、明日からは路上に出てもらうからねー!>と笑顔。
こ・・この力量で路上ですか。

家族には、“くれぐれも人だけはひくな”といわれ、うちのだんなには、毎回教習所から帰るたびに
      “今日も世の中の人を傷つけなかった?ニヤリ( ̄ ̄ー ̄ ̄)”
と迎え入れられ・・・プレッシャーだーーー。

こうなると、頭の中は車一筋。ピアノ練習してても、足元の3つのペダルが車に思えてきて、なぜかピアノの前でクラッチの練習。どうみてもあやしい。
これから、どうなるんだろう。(><)

2006年1月22日

ドイツで運転免許(2) 免許取得までに必要なこと

免許といっても、もちろん教習所に通うだけでとれるのではなく、ほかにも登録など必要な作業があります。今回は私の体験も含めて、そのことについて紹介したいと思います。

免許取得に当たって必要なことは
1) Theorie(学科)の授業
2) 実技(運転)
3)  応急処置の授業
4)  視力検査
5)  役所への、運転許可証(Fahrerlaubnis)の申請
      
今までにわかっていることは、以上です。上記について、すこし説明してみます。

1) 学科は、一回90分の授業に14回出席することが必要になります。テーマが14個あるので、それぞれすべてに参加が必要です。(費用55Euro )
2) 実技は、私の通っているところの場合、80分の実施運転あたり40Euro.
まだはじめたばかりなので、いったい試験前に実施体験が何回必要なのか未定ですが、教官の先生のOKがでるまで試験は受けられません。何しろ、日本との違いは、いきなり路上!!!!本当にできるのだろうか・・・。この件はまた追って書きたいと思います。
3) 応急処置の授業は、教習所では行われません。教習所に、いろいろな案内書があるので、そこから、私は一番安いところに行きました。朝9時から午後3時半まで。びっちりと、応急処置の話を聞き、実体験もしました。人工呼吸や、心臓マッサージ、車から負傷した人をおろすときの、注意など、真剣そのもの。

  人工呼吸は、ドイツでは口から口(マウスツーマウス)と、口から鼻に吹き込む二つの方法を教わります。そのうち、受講生全員が鼻に吹き込むほうを人形を使って体験。
ところが、私にはなぜか難しい・・・。ぜんぜん鼻には吹き込めず、すかーっとからぶりばかり・・・。結局口から口へのほうだけ、やっとできました。いいんだろうか・・・これで・・・・。

負傷者救済も、大変なもの。気絶役をする受講生を、決まった手順でイスからおろして寝かせ、気道の確保をし、安静な体勢をとらせるのですが、なんと私と組んだドイツ人の女の子の気絶役のうまいこと・・。
めちゃくちゃ脱力しているので、重い重い。翌日はしっかり筋肉痛でした。笑(費用13Euro)

4)視力検査は、最寄の眼科でももちろんできます。ですが、応急処置のクラスでたいがいの場合、いくらか追加で支払えば、視力検査も同時に行ってもらえます。同日に、応急処置と視力の証書がもらえるので、便利でした。(費用2Euro)
   
5)運転許可証は、役所で申請してから許可証が届くまで5-6週間かかるという話。これがないと免許の試験を受けることができないため、教習所に通い始めたらすぐに登録に行くことをお勧めします。必要なものは、パスポート、応急処置クラス参加の証明書。視力検査の証明書。パスポート用写真一枚。(費用43,40Euro)


まだ何か、必要なものが出てくるかもしれないので、その際は追記したいと思います。
私は今現在、3),4),5)を終え、1の学科は14回中10回参加済み。実技は2回やりました。私の一番の難関はやっぱり、実技かな・・・いまのところ、あれこれパニック!
すこしずつ、慣れていくといいのですが・・・

実技については次回のブログで!

2006年1月 7日

ドイツで運転免許 (1)教習所選び

ついに行ってきました!!!教習所! かなり長いこと、免許を取りたいと思っていながら、
どうしても不安がたくさんで、だらだらと延ばしていた教習所。
”えい!!!!“と思い立って、やっと申し込みをしたのが12月末。そしてとうとう一月から通い始めています。せっかくの機会なので、これから免許取得まで随時、記録していこうと思います。

第一回目の今日は、教習所選びについて。
インターネットを利用してずいぶん探しました。よくみれば、値段も違うし、学科(というのかな?ドイツではTheorie)の行われる頻度も学校によってずいぶん違っている。私は以下の点に重点を置いて選びました。

1) 家から近いところ。
2) Theorieが週に行われる頻度が多いところ。(私のところは毎日おこなわれ、しかも午前、午後あるので、あわせて10回行われています。)
* なぜ、Theorieの頻度が多いところにしたかというと、ドイツでは1時間半のTheorie(学科)を14回受ける必要があります。それぞれにテーマ1,2,3・・・名前がついていて、曜日によって実施される授業のテーマが決まっています。(月曜日テーマ1、火曜日2、水曜日3・・など。)これら14個すべてを受けなければいけないので、たとえば週二回しか授業が行われていない教習所の場合、テーマ5を欠席したとすると、次にテーマ5の授業が行われるのは、ずいぶん先になってしまいます。私の選んだ教習所は、毎日行われているので、テーマ5を欠席したとしても、次にテーマ5が行われるのは一週間以内なのです。

値段も、いろいろです。こちらでは教習にまとめていくらかかる、というのではなく、学科55Euro(14回分です。かなり安いですよね)実技運転 40分一回当たり21Euro,試験60Euroなどと、ひとつずつに値段があります。学校によって実技運転は安めで、試験が高めだったり、その反対もあります。試験にすぐ合格できるかどうかにもよりますが、1000Euro ほどでとれるケースが多いようです。日本よりずいぶん安いですよね。

たのしみだな。これから!

2006年1月 3日

これぞ音楽の本質!!!

とうとう出会いました!!!!!!!  本物の“音楽家”に!!!!

大晦日に、私の親友たちと小さなパーティーをした。私の“人生のパートナー”君が、
“みんなを驚かせるDVDがある!”と、その日まで見せてくれなかった映像をそこで披露してくれた。

それは、カルロスクライバー指揮のBeethoven7番シンフォニー。オーケストラは、アムステルダムのコンセルトヘボーオーケストラ。意外と知られていないDVDらしい。
今までも、CDやDVDで音楽を聴いて、感動することはもちろんあった。ただ、映像を見終わった時、金縛りにあったかのように、一瞬、呆然としていた自分は初めて。まさに、本物の“感動”だった。

お料理を口にしたときの感想と同じで、言葉にしてしまうと、うまく伝わらず、私のこの大興奮している感激が薄れていきそうなので、あえて何も書きません。でも、見てください!是非是非!!! 

ひとことだけ言うならば

カルロスクライバーという芸術家の体の中の隅々に音楽が溢れかえっていて、彼は自分からあふれ出る音楽に逆らわず、指揮棒を操り、見ていると指揮棒が自然に生命をもって動いているという感じ・・・かな。

― そうだよなぁ。音楽って本当はこうなんだよなぁ。

と、音楽の真髄に出会えた気がして、心から嬉しくなった。

私のパートナーが、

― 何かに迷ったら、これを見ればいい気がする

と呟いたそのことばが、すごく心にしみた。