2018年6月 6日

新連載&新講座(演奏あり!)のご案内です。(しばらくトップに固定させていただきます。通常のブログはこの下に更新されています。)

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●連載について
 以前Debussy前奏曲についての書籍<ドビュッシーの島々>が出版され、そこでは前奏曲それぞれのイメージなどを
Devoyon流に展開させてきました。本来それに加えて、続編となる、"実際の練習方法"を説明する書籍を出したかったのですが、出版側の都合もあり、その時点では実現していませんでした。

 そして今回、MusicaNovaさんのご協力を得て、2017年の7月号(6月20日ごろ発売)より、<ドビュッシー前奏曲にチャレンジ!>と題した連載が始まることになりました。1年間かけて全曲の練習方法をDevoyonが丁寧に解説。1回あたり2曲。譜例も多くわかりやすさにこだわりました。

そして...

●講座について
 今回はそれだけはありません。音についての説明など、文字だけでは伝わりきらない繊細な内容もしっかりと理解できるよう、
秋からMusicaNovaの連載を追いかけるように、実際にピアノを用いてレクチャーを行わせていただくことになりました。
場所はいつものカワイ表参道。カワイさんの温かい協力があっての実現となりました。
 KAWAIの講座は全6回行います。各回チラシにあるようにMusicaNovaの2連載をまとめた4曲ずつ、
ピアノを交えて解説をします。

しかも!!

●Devoyonが実際に毎回の講座で数曲、実際に演奏披露してくれるそうなのです!!

 
Debussy前奏曲を通して、この機会にドビュッシー音楽全般に親しんでいただけるには、次のような流れが理想です。
①Debussyの書籍<パスカル ドゥヴァイヨンとめぐる ドビュッシーの島々>で該当曲に目を通し、音楽的なイメージをつかむ。
②その後、MusicaNovaの連載をご覧になり、練習方法を自分で試してみる。
③そのうえで秋からの講座を聴いて、目と耳で最終確認。質問があればそこで是非!

Debussyの演奏方法を頭、耳、心全部を用いてつかめる、またとない機会となると思います。
応援よろしくお願いいたします。

posted by moru at : 04:28

2017年12月 3日

CDができました!(しばらくトップに固定させていただきます。通常のブログはこの下に更新されています。)

待ちに待ったCDが手元に届きました!
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全曲フランス音楽です。色合い、雰囲気・・どれをとっても何とも言えない素敵な世界観に仕上がっています。
オーボエをされる方はもちろんですが、クラシック全般、あるいは趣味の方、みなさんに手に取っていただきたいと感じています。

日本でお求めを希望される方は、私からご購入いただくことができます。(1枚あたり1800円。送料は着払いでご負担をお願いさせていただきます。ご了承ください。)
メールにてrikakoberlin@gmail.comまでご希望の枚数をご連絡いただければ、お支払い手続きのご連絡をさせていただきます。

Helene Devilleneuveさんはフランス放送交響楽団ソロオーボイストを務められ、パリ高等音楽院(コンセルバトワール
の教授もされている、フランスを代表するオーボイストのお一人です。音にとてもこだわり、時間をかけて仕上げたCDです。
耳にしていただけましたらこれほど嬉しいことはありません。

よろしくお願いいたします。

村田理夏子

posted by moru at : 18:28

2017年5月 3日

ベルリンは遠かった (最終回)

(前回の続き)

そこに待ち受けていたのは、優しそうなのーーーんびりした50代ぐらいの女性。しかーし、トロけるほど優しいのはいいのだが、ここからが、この女性の天然ボッケボケの劇場の始まりだった。


女性:どうされました?

D: (iphone画面で搭乗券を見せて),ご覧の通り乗り遅れました。

女性:んまぁ、あらぁ、そうですかあ。まあまあ、大変ねえ。困りましたねえ。ちょっと見てみますね

とiphoneを受け取り、コンピュータに向かったかと思うと

女性:あら〜ん、iphoneの画面がヒョイっとどっかにいっちゃったわ。私こういう機械ぜーんぜんわからないのよねえ。

とiphoneを返され、

女性:でも大丈夫、名前は見れたわ♪ とコンピュータに向かっている

私が、(機械音痴でコンピュータ使えるの?)

と思っていると、
次の便は14:30ね。これに乗れるかチェックするわね、という。
さっき念のためDに次の飛行機を見てもらったら12:50にあるはずだ。だいたい14:30の飛行機はなかったはず。

Dが、<そうですか、でも確かもう1つ前に12:50があったと思うのですが>

というと、
女性: えー、あら?そう?私のコンピュータはピピッと最初に14:30と出て来たけど .........まーあらあらほんと。12:50があるわ♪

posted by moru at : 18:28

2017年2月23日

ベルリンは遠かった...(その2)

(前回の続き・・)
駅員に近づくと、
ターミナル2に行く人は上の階に行ってシャトルに乗って!と言っている。この電車はここで終点に変更になったの。だと。

はぁ?( ゚Д゚) ここで終点にかわった??? なんじゃそりゃぁ・。・

Dと顔を見合わせ、疲れがどーんと出たまま、またもや民族大移動。 スーツケースゴロゴロ持ってみんな上の階へ。シャトルが出ているというところに行くと、かなり大きな看板が立っていて、

シャトルは今運休しています。この先のバス停から代行バスに乗ってください、

と書いてある。

はぁぁ、さすがパリ。

代行バス乗り場を聞きに近くの窓口に行くと、いえ、シャトルに乗ってください、という。

Dが、でも運休という看板が出てるけど、というと、
あらぁ、そんなこと全然聞いてないわ。でもそうならそうなのかもしれないわね。もうぐっちゃぐちゃよ、今朝はーー。たぶんこの先にバスがあると思うの。

と。
全くを持って誰も事情を把握していないという典型的なパターンである。

ちなみに、誰1人謝ることはない。

道に迷った旅行者のごとくさらにスーツケースを引きずり、ロータリーに止まっているバスを発見。運転手に、代行バスってこれですか?ときくと

え?代行?聞いてないねえ。あそこの窓口で聞いたら?

そう、これがかの有名な

たらいまわし

というやつである。その先の窓口で対応した、ものすごい攻撃的で感じの悪い
若いフランス人女性と我々がそこで大げんかをし、私が自動ドアを蹴っ飛ばして出て来たことは内緒である。

困り果てて、(もじどおり、困り「果てた」感だ。)シャトル運休という看板のところに戻ると、シャトルはちゃんと来ているではないか。

このでかい「運休」の看板はなぜに???

という怒りをぶつける気力もなく、ようやくシャトルで空港へ。
モニターをみると、案の定 搭乗締め切り となっている。こういう時に限ってon timeのエールフランス。

そして新しいチケットに変更すべく、エールフランスカウンターへ向かった。

(続く)


posted by moru at : 15:13

2017年2月19日

ベルリンは遠かった(その1)

毎年恒例のパリでのMusicAlpコンサートを終え、ベルリンへの帰路に着いた。ところがなぜか旅行となると私の人生はいつもここからが始まりで、なんだかんだ(?!)が付いてくる。

今回はなかなか充実していた。

朝9:50発の飛行機を目指し、Dと空港行きの電車に乗った。ここから30分ぐらいだね、と言ってDがウトウトし始めた矢先、車内アナウンス。

「電車のxxxにより(......よく聞こえないのがまたパリらしい)、ここでしばらく停車します。発車時刻は未定です」

がーん。(;'∀')

空港ではただでさえあまり時間に余裕を見ていなかったので、や・ば・し。

どうする、待つ?降りる?

発車見込みなし...と言った感じのアナウンスだったのでDが

唯一飛行機に間に合うとしたらタクシーだけど、タクシー見つかるかな。とつぶやいたところ、
斜め前にいらした方が、駅前にタクシーありますよ!というので電車を飛び降りた。

駅の改札出口に向かっていると、次のアナウンスが聞こえた。

「空港行きの今後の電車は一番線に全て来ます!」。これを機に民族大移動のようにスーツケースを持った人が電車から流れ出て、みんな階段を渡り一番線に向かった。
表示によると電車は1分でくるという。

ところが待てど暮らせど来ない。時間が進むにつれ焦り、やはり駅前に出てみた。

すると、タクシーなんて夢のまた夢。ぜーんぜんなし。閑古鳥ピヨピヨ の駅である。どうにも困り果てて、駅前にいたフランス人に「タクシー乗り場は」ときくと、いやぁ、タクシーがないので僕も今会員になってるタクシー会社に電話したけど来るまで10分かかると言われた・・・と。 パリの10分だから30分は来ないだろう。

しかも会員制タクシーで、私たちは電話できないという。

10分ぐらいタクシーをまったが、全く気配なし。というわけで再び駅のホームへ。

この時点でほぼ飛行機は乗り過ごしたに近かった。

ようやく空港行きの電車が来た。普通に行けば、最終搭乗時刻の5分前に空港に着く。飛行機は最終ギリギリ15分前まで搭乗できるはずなので、いつも遅れるエールフランスが遅れてくれていたら、まだ奇跡的に間に合う可能性は1%ぐらいあるので、Dと私は着き次第ダッシュできるよう、パスポートなどを手にスタンバイしていた。

私たちが降りるのは終点のターミナル2。その1つ前のターミナル1駅に着いたところで、よし、次だと意気込む。

すると、乗客がどんどん電車を降り始めた。耳をすますと

「モゴモゴ......終点...モッゴモゴ.........」

と全くを持って解釈不可のアナウンスが流れている。何れにせよ全員降りる様子だ。

ここで、チーン。。。(-.-) 

私たちの飛行機乗り遅れが確定したのだった。ナムナム・・・

(続く)

posted by moru at : 21:05

2017年2月11日

秘訣?

先日ベルリンの路地に出たとき雪がまだ残っていたので、Dの腕にしがみついて歩いていた。というもの以前私は、凍った道路でバナナの皮を踏んだかの如く見事につるんと宙に舞い、背中から強烈に墜落したことがあるのだ。それ以来凍っているとおそろしく、滑るとすぐ人にしがみつくわけなのです。そんな感じで歩いていると後ろから、ものすごく大きな声で

「おーーーい、そこの若旦那!おーーーい!」という声がする。振り返ると、60ぐらいのおじさんで背の大きい大柄のドイツ人。若旦那というからDを呼んだに違いない。
この人はただ面白いのか、それとも変なのか、半信半疑でそちらの方へ歩みを進めると

「ねえねえ、若旦那、あなたのものすごい秘訣をどうか伝授下されー」

という。Dは

 ポカン(・。・)

という顔で地蔵化したので、私が 

すみませんが、秘訣って??(-.-) と返してみた。

すると

「どうやったら、そんな若い女性を見つけられるのぉ?僕にも教えてくれー」

だと。(*_*) そしてDはさらに

あは・・・(;'∀')

となってしまったので私が、

若さだよ、若さ! と返してみた。そしたらDも

そう、若さ若さ!と連呼。そして私たちはその場を離れ歩き始めた。

後ろではおじさんが

僕だって若いぞぉぉぉぉ!
と叫んでいるので、

じゃあ、大丈夫!がんばってねー!

といって去ってきた。

そして、"若い女性"と言われた私は、

(*´∀`*)

と幸せいっぱい。私はときに、あほなほど単純なときがある。その様子をDが横からじーーーーっと見て、

そっか。若いのか。

とつぶやきおった。(-.-)


 


posted by moru at : 05:20

2017年2月 3日

目に見えない美

私の選んだ芸術の道は、時間をかけて練るそのプロセスが最大の喜びであり、美だと言える。
自分が注いだ情熱と、愛情、自分への挑戦と達成感。それが自分を満たしてくれる。山登りをされる方も同じような感覚なのだろうか。

苦しくても、光を浴びなくても、1つ1つ積み重ねる石は尊い。そう信じて私は今までの道を歩んできた。ところが、ひょんなことから、その積み重ねてきた石を他人にひと蹴りで蹴散らされたように感じた出来事があり、このところ、その闇からでられず苦しんでいた。

そして気がついた。なぜ蹴散らされたように感じたかというと、心のどこかで自分の積み重ねる石を見てくれている人がいるといつの日か勝手に思い、結局は自分が人からの評価をどこかで期待していたからに過ぎなかった。自分のせいだ。

そう気がついて、積み重ねた石にもう一度目をやると、それは決して崩れてはいなかった。その石を見て、私は間違ったことはしてきていないと確信できた。

芸術の世界は一部の人を除いて決して華やかではない。自分と向き合い、自分に問いかけ、自分を豊かにしていくことに喜びを感じられないと続けられない。

私にはありがたいことに若い音楽家や真剣に音楽に向かう大人たちと接していく機会がある。私が出会う全員に、私の生き方を通して私なりのメッセージを送ってきたつもりだし、送り続けたいと思う。華やかな、そして有名な人を追いかける風潮にある若者から、心ない言葉を浴びたこともある。でもその子達もいつか、私のメッセージを掴んでくれる日がきたらいいなと思いつつ、また1つずつ石を積み重ねる毎日が始まった。

私のサイトFromBerlinは
こちらから

posted by moru at : 23:17