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2007年11月6日号 <ドレスデン(ドイツ)>

ベルリンに住んで11年目にして初めてのドレスデン! 近いとなると、意外と行かないものですね。写真にあるエルベ川の向こうに見える歴史を感じる風景。
あの中に足を踏み入れると、そこはバロック様式の建造物が並ぶ歴史的地区となります。エルベ川沿いにある散歩道は、ゲーテも当時お気に入りであったという。きれいに整備されていて、観光客から地元の方まで、ゆっくりとした時間を求める人に溢れていました。
私たちも、ゆっくりと散歩を・・・と言いたいところですが、そうわけにはいきませんでした!なぜかって?それは、猛暑。私たちが訪れた日は、太陽がじりじりと照る真夏の陽気。暑さに弱い私たちは、とてもゆっくりと外を歩いている場合ではありませんでした。(笑) しかも私たちの泊まったホテルは、エルベ川をはさんで歴史的地区とは反対側。観光に向かうために、エルベ川にかかる長い橋を渡るのですが、その間、日陰がひとつもない。うだるような暑さの中、歴史的地区を目指したのでした。

Elbe   Elbe

まず見たのは、トレスデン城の裏側の壁にある100メートルにわたる壁画<君主の行列>。歴代の君主が行進をする様子が描かれているのはなんとマイセン磁器のタイル!その枚数は2万5千枚を超えるという。それだけでも驚くのに、しかもこの壁画は奇跡的に第二次大戦で破壊を免れたそうだ。まさに奇跡!

SchlossDresden      AugustIII

ワーグナーのタンホイザー初演舞台ともなり、またメンデルスゾーンをはじめ数々の著名作曲家が活躍したという由緒あるオペラ座。(ゼンパーオペラ)SemperOper







その前をとおり、今回のメインであるツヴィンガー宮殿へ。バロック様式の宮殿で、中にはなんと4つの博物館がある。ひとつは数学物理学サロン。これは、かなり楽しみにしていたのに、残念ながら休館中だった。二つ目は名画の数々が並ぶアルテ・マイスター。そして、兵器展示室と陶磁器コレクション。陶磁器コレクションでは、日本の伊万里陶磁器や中国などアジア色の強いものがたくさん陳列されていたのが印象的でした。

 ZwingerPark MeisenBell  Oukan

 

これだけでも本当に見所たっぷりのドレスデンだったのだけれど、今回一押しだったのが、
アルベルティヌムの<緑の丸天井>。王家の財宝をあつめたというこの空間には、信じられないほどの贅沢な金銀、財宝が飾られていた。始終わぁ、うわーっと声を上げながら見てしまった。(笑) 写真は残念ながらとれなかったのだが、ドレスデンを訪れる人には是非足を運んでほしい場所です!


おまけ:ドレスデンの信号になんと女の子が。ベルリンではシンボルとなっているアンペルマン(信号マン?)といわれるシンボルは男の人の形。ここ、ドレスデンでは女の子だった。珍しかったので撮ってみました!

Ampel1  Ampel2

Nov. 2007 from Berlin